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2008年7月 9日 (水)

学べ!! 

この仕事を始めて、もうすぐ十年という月日が経とうとしている。介護の仕事がこんなに長続きするとは思いもよらなかった。。。もともと、仕事に関しては長続きしない性分なようで・・・介護の仕事を始めるまでは、職を転々としていた。。。まぁ、それでも介護の中でも違う施設を転々としているのを考えると、どうも同じ場所に長くは居付けないタイプなのかも知れない。。。何故か?!

介護の仕事は楽しいと感じる。

でも、職場に行くのは楽しくないと思う。

このギャップはキツイなぁ・・・

なぜ仕事自身は楽しいのに、職場には行きたくないと思ってしまうのだろう。。。

答えは、、、

自分が思い描いている理想が追えないから、理想に届かないから、、、

自分が、こうしたいこうしてあげたいと思っても、できないさせてくれない環境だから。。。

もっとこうすればいいのに、そのやり方はおかしい、と声を上げても届かないから、、、

目の前にいる愛しい老人達が、めちゃくちゃにされていくのを僕はどーすることもできないのだと言う無力感・・・

仕事に行ってもそこで存在価値を見出せないから、僕は辞めたくなってしまうのだ・・・お給料の問題なんか二の次三の次の問題、きっとどんなに安くても、僕の目指す事ができる職場になるなら、辞めたりはしないだろう・・・まぁおこがましい限りの話だが・・・

先日、職員会議があった。

毎月一人づつ、スタッフが勉強した事を発表するという事に今年度はなっている。。。勉強していない奴はど~するんか? と思ったが、大人数が集まって教科書に書いている事ばかりをレジュメにして配って、それの棒読みの普段の身にもならない施設全体での勉強会よりは、まぁ独自の勉強会なのでしないよりは良いだろうとは思い、今は口をつぐんでおこうと思うっている。それに嫌がおうでも勉強しないといけなくなってしまうので、まぁ、介護の資格を取ったからもういい何て思っている連中にとっては機会にはなるだろう。。。

で、今月はオイラの番。

今までこれが言いたいここが問題だと言う事を言いたいときに、何故か出席できなかったので言えなかったが、今月はオイラが当番で会議の日にちも決めれる。一番、言いたい奴に思いの丈を言える機会がやっと巡ってきたのだ・・・

で会議では入浴の問題を指摘。芋洗いのように流れて人を洗うマシン的な作業から、じっくりと老人と向き合い人間らしさを取り戻す、介護をしようと提案!! これは今の施設に入ってもっとも言いたかった事、、、まぁ風呂が早いこと早いこと、狭い脱衣場には車椅子に乗ったお年寄りが2~3人、それから車椅子を使わない杖の人や歩行器の人が2~3人と溢れ返っている。しかも浴槽にはまだ人が入っているにも関わらず、次の人がシャワーの所に来て身体を洗うものだから、浴槽に入っている人にシャワーがかかったりして、、、おちおち風呂に入っていられずに、浸かったと思ったらすぐに風呂から上がってしまうし、上がれば今度は脱衣場に誘導せねばならず、時には「まだ入ってて!!」などと理不尽な事を職員に言われてしまう。脱衣場はごったがえし、それはそれは戦争のような混乱・・・

「ゆっくり行こう」

と促し、わざと時間を空け脱衣場に来る人を遅くしていると、浴室の中で身体を洗ったりしている人が、つかつかと次に入る人の所に行き連れてくる始末・・・

「何をそんなに急いでいるのか」と聞いてみたら・・・

フロアが回らないから・・・

お前、もう風呂せんでいいから出て行け!! 風呂は俺が全部1人でするけん!! 

とキレそうになるの堪えた。よく堪えれたなぁと思う。。。耐えてはいけない事だが・・・

ちゃんちゃらおかしい事を言うものだ・・・老人介護での施設でのお風呂はフロアで働いているヒトの為にするようである。決して施設に入所しているお年寄りの為に風呂に入れる訳ではないみたいだ・・・ばかばかしい・・・気を使うところが違うやろ?

早くしなければフロアが回らず業務が上手く回らず職員が大変だから、だからお年寄りがお風呂で気持ち良く入れているかなんて、考える必要はないのか!? 業務を早く職員の負担にならないようにしっかり回せばお年寄りは入りたくもない施設に入って、入って良かったと思えるのか?! 業務を早く回さなければ、問題老人と言われているお年より達は問題老人と呼ばなくてよくなるのか!? 

なので、言ってみた。ゆっくりやろうよ・・・

しかし、どーもうちの施設のリーダーには届いてないようだ。。。ゆっくりするには時間がかかるから、どこかを削らないと。。。

削るとか削らないとかじゃやないんや!!  俺たちがしている動きの中にお年寄りがいないじゃないか!! 老人ありきのこの仕事のはずが老人が置き去りにされてるじゃないか!! 削って時間を取れたとしてもそこに本質的な事がなければ結局はお年寄りは、流れ作業のベルトに乗せられているだけになってしまうのだよ・・・何故、分からない!!

ため息をついた。

そして次に勉強会。

三好春樹先生の講習で習った事を講義した。介護の専門性とはと言うのと、関係障害論・・・

でこれが終わった時のリーダーの感想を聞いて、謎が解けた・・・

「私達はできてるようにおもうよね、みんなそれぞれ何やかんや言いながら、専門性も出せてるし、関係も築けている・・・」

そうか

できてると思っているから、、、俺がどんなに見せても言っても通じないのだ。見えている世界が違うのだ。

このリーダーは直接その場でおかしい事はおかしいと指摘してあげないと理解できないのだ。何度もコールを鳴らす人の側に何故、俺が休憩時間を削ってでも何もせずに傍らに座っているのか、呆けているお年寄りの側に俺が何故、業務を後回しにし時間を沢山費やしているのか、、、分からない。このリーダーは自分の中では十分に対応できていると感じているのだ。一番、やっかいな存在である。見えている世界が一致しないし、やろうとしている事も全くの眞逆。そして、何故か皆、このリーダーの言う事、やる事を真似する。。。こいつをやっつけない限り、俺は、今の職場に楽しいと感じて行けないだろう・・・

でもう一つ。

学んで欲しいのですよ。

だれかに機会を与えられて、渋々と勉強をするんでは身に付かない。学ぶのは何の為かと言うのを理解して欲しいのです。

僕たちが良く介護のことや老いのことを知らないで、どーすると言うのか。。。

無知の者に介護をされた人は悲惨です。悲しい結末まであっという間です。メノマエニいるたくましいお年寄りが、長生きしてよかったっと思える為には、しっかりと勉強しなければならんのです!! 学んでくれよ!!

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