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2006年5月19日 (金)

夜勤。。。

新しい施設に来て夜勤をするようになりました。老健に来て、良かったなと思うのが、ナースが常勤で夜勤をしてくれる事、、、この仕事で最も怖くて嫌な勤務が夜勤。いつ急変するのか分からないし、病状が安定しない方がいたりすると、ドキドキします。

グループホームに勤めていた時は、この恐怖と常に戦っていて、本当に夜勤が嫌でした。。。何かあれば常に看護師へ、、、個人的には看護師は嫌いですが、この時は頼りになります。(都合の良いオイラ)


しかし、夜勤をしていて、また、あり得ない事柄にやる気をなくす。。。

ベッドを柵で囲んでるんですな。降りれないように。。。身体抑制です!!指定取り消しじゃね?理由は、ベッドから降りてキケンだから。。。いやいや、降りるのは理由があるからだろ?と思い、早速、ベッド柵除去に奔走。文句を言われれば、言い返してやる!!と意気込み、外すが、相方は別段何のリアクションなし、、、気付かないのかな?それとも、後で陰口でも叩くのか?と疑心暗鬼。。。。それでも、ベッド柵で降りれないようにするのは、良くねぇ、、、もちろん外すからにはそれなりのリスクもある訳で、、、


で、「Aさん」の部屋に行くと、その問題の柵に足をかけ、ズボンを半分下ろし、ベッドの上でもがいているではないですか。。。早速、行動。

声をかけると、何でもないと遠慮がちに言われる。胸が痛む。                 誰がどー見ても何でもないことは、ない・・・今まで我慢を強いられてきたのだろうか?


この姿を、今日までやってきて、                                             「柵に足をかけて危ない」 だとか                                       「ズボンちゃんと履いて」 だとか                                          「寝て」 だとか  言われて来たのだろうか?


他の職員の、この「Aさん」に対しての対応を見たことがないので、一概には言えないが、柵をして行動を制限し解決を図ろうとする、その世界に絶望を抱く。もっと言えば、身体抑制廃止と叫ばれ、その考えがポピュラーとなっているはずなのに、この現状。この遅れたと言っても過言ではない意識を、どう改善すればいいのか、、、こんな施設が他にもあるんだろうな…と何とも言えない消失感を覚える。どんなに声高に、理想や理念を叫んでも届かない世界がある。。。


ズボンを下ろしている事から、トイレに行きたいのでは?と推測する。もしかしたら単純に暑かっただけかもしれないが・・・試しにトイレに行くかどうか声をかけてみると、パッと表情が明るくなった、そんな気がしただけ(独り善がり/苦笑>>>) 

                         

「行きたいけど・・・」                                                 何で遠慮するんじゃ!!

                                                                                                                                                  

その言葉を聞き、すぐに車椅子を準備しトイレへ。そして、排泄後オムツを外し、紙パンツにし就床してもらう。初めは、失禁したらどーしょうか?と悩んだが、ズボンを下ろすぐらいの尿意を感じるのだ、大丈夫。と、根拠があるようでない感覚を抱き、トイレに行きたくなったらナースコールを押してもらうよう頼んで、部屋を後にする。そして2~3時間してコールがなければ、トイレの声かけに行こうと、忘れないようにメモに記し過ごす。そして、3時間後にコール。ガッツポーズな俺。


何か他の職員がどーとか、関係なくなってきた。だけど、この背筋がゾクゾクする快感は、他の職員にも味わってもらいたいなぁと思ったりもする。これがあるから辞めれない。


そして次の段階も考える。「Aさん」が、夜間にトイレに行きたくなると言うのは分かった。そして、その都度トイレへ誘導すれば良い事も分かった。が、夜間にトイレ誘導が出来ると言う事は、夜間に常に起きている人間がいて、配慮できる人員が確保できているから成功するのである。これが自宅となるとそうはいかないだろう、家族が夜起きて、トイレ誘導するのか?                                              オムツの方が家族にとっては、負担が減るだろう。家族に負担をかける訳にはいかない。家族は負担を減らして欲しいのだ・・・


オムツに舞い戻り・・・

絶望・・・


ここからが専門職の繋がりと、チームワークが試される時だ。                       一人でトイレに行けれるようになれば、家族は負担がかからない訳で、、、

「Aさん」のこれからを、担当でもない俺があれやこれやと言えた義理ではないが、これからオムツが外れ、柵などで抑制されないようになって行ったならば。次は、一人でトイレに行けれるようになる段階を考える。                                          まずは、ポータブルトイレ。排泄の自立援助三大神器と言われる代物だ。これを設置し身近において置く。                                                    次に、リハビリの先生の出番。ベッドの起き上がり、起きてから車椅子や椅子などへ移る練習を行ってもらう。                                                                    そしてそれが出来るようになれば、ベッドの側にあるポータブルトイレへ、誰の力も借りずに行けれるのではないか?  と、これまた独り善がりの発展的考えな俺・・・

しかーし

今これを考えている最中に、最も困難な解決事項がある事に気が付いてしまった。。。それは、トイレに行く時はズボンを下ろす行為があると言う事を忘れていたのである・・・「Aさん」 立位は出来るものの、前屈姿勢があり、手すりを持って立ち上がるのがやっと。。。その状況下で、ズボンを一人で降ろせるのか?  行き詰った・・・


夜間、施設でトイレに行けれるようになっただけでも、良しとするのか・・・


満足できねぇー   何か方法ねーのか・・・・ 

                           

まてよ、、、夜寝てる時に、ズボンを半下ろししてたよなぁ・・・確か前に申し送りで、下半身素っ裸になってたよな。。。閃いちまったぜ、、、天才か?                                立ってたらズボン下ろせないけれど、寝てたら下ろせるんじゃね?

                                   

とか、考えてみたけれど。。。                                         誰か他に良い案があったら教えて欲しい。。。


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2006年5月15日 (月)

やってやるぜ!!

辞めなきゃ良かった。

介護の世界に足を踏み入れ、はや幾年・・・勉強をし自分の視野が広がっていく度に、絶望に何度も出会う。                    自分が成長をしているのだと実感するのはいいが、その傍らで苦しみにもがくお年寄りを、僕は誰一人として救えた実感が湧かない。逆にいつも救われている。。。

あの黄金の笑顔。きらめく瞬間が時に胸に刺さる。そして逃げるようにして施設を変え、同じような絶望と暗鬱とした想いを抱き、「何故辞めたのか、辞めなければ良かった」と、後悔をしてしまう。そして、誰かのせいにして、自分と向き合えずに、また、逃げ出そうとしている。。。

介護なんてしなけりゃよかった・・・


今日も愚痴をこぼします。。。

とにかくありえない事柄が多すぎて、何処から手をつけていいのか。。。特に看護婦。医学的管理の名の元、拷問に近いですな。お茶の摂取量が少ないお年寄りに、無理やり飲ませようとしてみたり。                                  「干からびて死ぬよ!!」  脅迫ですな。                                                   「飲まないとお部屋に帰れないよ」  抑制。                                                 傍から見ていて泣きそうになります。どーしたら飲むのかってのを考えれないようです。それが、看護師と言う専門職だから。もうどうにもならないですな、、、

そんなに飲めるかっつーの。ただでさえ味も素っ気もないお茶。飲め飲め言われて飲めるか!!

そんな事を言おうものなら、「熱が出て苦しんでもいいの?」「お○っこが少なくて異変が起きるよ」等と確実に責められそうですが。                                                                          確かに水分は必要です。高齢者にとって脱水症状ってのは、起こりやすく危険なものです。でもね、だからって拷問は違うくね?脅迫も違うだろ?そのやり方で水分を飲ませて、専門職気取りはねーだろ?素人じゃねーか?

方法はいくらでもあるんじゃないのか?

例えば、一日に必要な水分量があるなら、一日を通してその量を飲んでもらうとか。別に食事の時にコップ一杯を飲まなくてもいい訳だし…水分チェックリストみたいなのを作って、一日のトータルで考えるとか…                                               もし、味のないお茶が嫌なら、本人の嗜好に合わせた飲み物用意するとか…                                           もっとダイナミックに考えて、飲みたくないってのが、単純に喉が渇いてなかったとしたら、生活(施設での過ごし方)全般を検討するとか…                                     

何で考えてくれないんだよ・・・                                                          老人の目が死んでいくのが、分からないのかよ。あの生きる希望をなくした、絶望に浸る目が怖くないのか?

俺は嫌だ。

絶望の淵で苦しみながらも、それでも目の前では生きているジーさんバーさんを、ほっとくわけにはいかない。

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2006年5月13日 (土)

制度とは誰の為にあるのか?

介護保険法改正!!

と、今年の四月から介護の世界では、叫ばれています。                                          そして、関係者からは批判の嵐。                                                        天下の悪法として、これからも論議を醸すことでしょう。。。

介護保険の、、、、いや、高齢化社会の主人公は紛れもなく、高齢者。制度そのものではなく、また、それを取り巻く施設や業者ではない、、、                                                                    高齢者を、制度の枠内に収めようと躍起になろうとするのは、誰か?・・・


先日、『所さんの、笑ってコラえて』と言う、テレビ番組を見ている時だった。鮮烈と言うか、目からウロコが落ちるような、光景を目の当たりしたのである。

とある農村で、畑仕事に精を出す親子。母親は、八十をゆうに超えているそうだ。それでもたくましく、土にクワを振り下ろして行く。                                                                          介護保険制度では、このようなご老人を対象にしている訳で・・・しかしちょっと待てよ?八十をとうに超えたバーさんが畑に出て、クワを持ち、土を耕している姿。介護保険とは全く程遠い世界。しかし、当たり前の世界。。。

この度の改正の目玉の一つが、介護予防である。高齢者がこれから増え続ける事を睨み、介護が必要になる状態になる事を防ぐ事を前提にしたサービス強化が図られる事となった訳で、、、

畑仕事をするバーさん。                                                              介護なんて必要ない状態。                                                           介護予防をすでにしているじゃないか!!                                                                               

介護って何だってのを、改めて考えさせられた。                                                我々は独り善がりで、いらないお世話を焼いてるんじゃないか?                                                                         

介護保険が変わる!! そう息巻いて右往左往する福祉関係者を尻目に、ジージ、バーバ達は懸命に日々を生きている。

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2006年5月 9日 (火)

無精者なもので・・・

世の中は大型連休。そんな中でも、きらめく黄金の笑顔を見る為に仕事に励む俺。。。

どんなに黄金を追い求めても、一歩手前で邪魔をされる。

やっとの思いで、探し当てた金脈、、、

介護の世界の絶望を、僕は何処に叫べばいいのだろう。。。


ちょと前に入所してきた『Sさん』  結構自我が強く、入所当日は共に来た息子さんと喧嘩しながらの来訪、、、ベッドの位置やテレビの位置等を変えていると、突然「もういい!!」と怒鳴ったり、相談員が何かを質問すると「知らん!もういい!!」と怒鳴ったり、「こんな所!!」と言い出し、あげくの果てには息子と口論。。。そんなやり取りをワクワクしながら眺める俺。入所担当をした職員は、かかわりたくない風だったが・・・

とにかくこの『Sさん』。ことある毎にキレるのである。ちょっとお部屋の掃除をしようものなら、「あたらんで!!」 急須を動かそうものなら「ずれた!!」 キレキレである。入所台帳や相談員からのお話では、あまりにもキレるので、以前入所していた施設から出されたそうである。

ちゃんちゃらおかしなお話に、思わず吹き出したオイラ。

その話を真に受け、どーする?的な雰囲気の職員。

どーするもこーするもねぇつうの

簡単じゃい。関わればいいんじゃい。何度も何度も、キレられてもキレられても。                           

そもそも何故キレるのか?

『Sさん』を観察していて思ったのは、行動はほぼ自立である。多少足取りはおぼつかないものの、何でも自分でやれる方だ。何故に施設に入所するのか不思議な位である。本人もそう思っている筈だ。(あくまで推測/笑)  

自分で何もかもできるのに、施設に入れられた。でも施設にいると不自由が起きる。イライラする。勝手が違うし、いちいち誰かに頼まなければならない。メンドクサイ、、、頼んだら自分の思っている事をやってくれない。                                    部屋にいると、見知らぬ者が愛想良くやって来て、中をいじっていく。

だれじゃおまえは。。。なんなんだ。。。

誰だってそうですよね。自分の事に下手に干渉されたりしたら、イライラしますよ。もちろん、ありがとうと言う人もいる。それは、もう個人の性格なんじゃないのかと・・・ただでさえ環境が変わり、勝手が違う中で生活を強要されなければならない訳で。。。

とにかく信頼をされなければ。。。とオイラは意気込んでお部屋へ。               「いい!!いらんことせんでいい!!」   撃沈・・・厳しい。。。                    次は入浴介助。またキレられるな、とワクワクしながら入浴を誘いに行くと、特に普通に了承される。少し拍子抜けする。が脱衣所にて、『Sさん』のバスタオルを脱衣所の腰掛けに準備している際、突然「椅子にタオルを敷け!!」とキレた。                    「いやいや、今準備してるから待ってくださいよ」 思わず苦笑。。。               それでもこちらの言葉には耳を貸さず「タオル!!」と催促、、、ハイハイただ今持って行きます。。。おそろしくせっかちな『Sさん』 次回の入浴時は早めにバスタオルを準備しようと反省。。。

その後の入浴中でも、あーでもないこーでもないと注文を受け付け。時にキレられ。神経を研ぎ澄ませ、出きるだけ『Sさん』の逆鱗にふれないよう細心の注意を払い入浴を行う。そして、お風呂上りに一言

「また、お風呂に入れてな」

おおう!! 思わず抱きしめたくなっちゃいましたよ!!    

何度でも入れますよ!!

たとえ時間外でも!!

その後、顔を見るたびに「また、お風呂にいれてな」と、キュートなお言葉。エクスタシーを感じずにはいられないオイラ。

それでも、お部屋の掃除に行けば 「いい!!」とキレられる・・・き、厳しい。。。

全ての年寄りに愛を・・・ホームページに戻る=護るひと

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